製品紹介で謳われているメリットは以下のとおりです。
- オープン。どんなデバイス、どんな(ユーザ)エクスペリエンス、どんなプラットフォームからも利用可能
- 人。ユーザインタラクションシナリオに最適化されている
- バージョン制約なし。どんなBusiness Suiteに対しても利用可能
- 開発者: 簡単なAPI。SAPの知識必要なし
- 標準: REST、OData/Atomに基づいている
これだけだと、どうしても「ODataでRESTをサポートするからすごい」的に見えてしまいます。まるで昔よくあった「XMLサポートするからすごい」みたいです。
ERP側のデータをアクセスするしくみはそれなりに昔からありました。UIインタラクションだとRFCなりWebServiceなりでERPのBAPIやES(Enterprise Services)を直接呼んで来たわけです。そこに1段かますのは、何かもっとうれしいことが無いといけませんよね。
もし挙げるとすると、以前ポストしたとおり以下のところでしょうか。
- 今まで難解だったBAPIコールを簡略化してくれる(パラメータ構造をフラット化)
- SAP BusinessWorkflowのワークアイテム取得/処理実行をしてくれる
- レポート実行してくれる(ABAPレポートやBW)
- 自分でつくるSAPのバッチインプット的なもの(ScreenScrapingと呼びます)ベースの入出力もサポートしてくれる
あとはやっぱり「既存の開発手法と比べてこれをいれるとどのくらい開発効率性が上がるのか」「メンテナンシビリティは上がるのか」が詳しく知りたいところですよね。この製品は Microsoft の Duet Enterprise の内部で使われています。ERP<->SharePoint間のミドルウェアとしてです。この Duet Enterpriseのところにあるメリットなり事例なりをよく読むとここは何か浮かんで来そうです。
http://sharepoint.microsoft.com/ja-jp/product/related-technologies/pages/duet-enterprise-for-sap-and-sharepoint.aspx
あと、NetWeaver Gatewayはあまり大きなコンポーネントではなく、ERP 6.0EhP5 (AS ABAP 7.02)からは同居できるようです。ライセンスは追加でかかるようですが、一種のPlug-inとして考えるとまた見方変わるのかもしれませんね。
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